初恋prime
日宮「あっ!ごめんね!気にしないで!」

綾音「えっ?あっ、えっと…その……。」

日宮「ん?どうしたの?笹山さん。」

綾音「ひ、日宮くんって笑うんだね
   あっ、あのね、変な意味じゃ無くて   ね!あんまり、見たことないし…。
   その…素敵だなぁ~なんて…あはは」

わっ、わぁ~~~
絶対、変な子だって思われた!

何いってんだよ!あたし!

日宮「…………。」

シーン…。

黙っちゃったよ…。馬鹿だな…。
あたし。

日宮「ぷっ……。」

綾音「えっ?」

日宮「笹山さんって面白い子なんだね」

綾音「そっ…そうかな?えへへ…。」

日宮「うんっ!あっ、もう5時だけど帰ら   なくて良いの?」

綾音「あっ、じゃあ、あたし帰るね」

日宮「うん、またねー」

綾音「…………。」

ガラッ。

トコトコ

偉いな。ちゃんと先生の手伝いを手伝ってるなんて。

綾音「ただいまー」

母「あぁ、おかえりなさい。
  あんた、傘持って帰ってきたの?」

綾音「えっ?なんで?」

母「だって、あんたの分だけ傘だてにない  から。」

綾音「あー。明日持って帰ってくるから
   良いよ。」

母「なーに言ってんの 
  明日は、朝から雨だから今のうち取り  に行ってきなー。
  学校近いんだから」

っと、母に言われて学校にまた、戻りました。

綾音「はぁ……。ちゃんと持ってかえってく   れば良かった。」
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