初恋prime
次の朝。

いつも通り友達の安奈を待つために
桜山駅の前で待っていた。

安奈は、桜山駅から3つぐらい先の
秋坂駅から、電車に乗って学校に通っている。

改札を出てくる子は皆、私の通う
桜山東高校の制服を着た子たちだ。

今日は、早く家を出てしまったみたいで
安奈は、まだ来ない。

しかも、人もあまりいない。

綾音「はぁ……。もっと遅くに家を出れば良   かった。」

すると、改札の方から足音が聞こえた

綾音(こんな時間にも人いるんだな…)

少し、興味を持ちながら
改札の方を見てみた。

すると………。

そこに居たのは日宮くんだった。

日宮「あっ…。笹山さん、おはよう。」

綾音「おはよう。」

トコトコ

なんか今日は、元気がないみたいだ。
昨日とは大違いだ。

しかも、マスクをしている。

昨日、雨の中走って帰ったからかな……?

しかも、ふらついてるし……。

ゴーン!

頭に何かがぶつかる鈍い音が町中で響いていた。

綾音「えっ!?」

まさか……!

日宮「いってて……。」

綾音「ちょっと!日宮大丈夫なの!?」
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