地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆
「いてえ、いてえよ!」
「しゃべったぁ~!?」
標準語で会話できるじゃん。
「あ”~」
いきなり掴みかかる。損尾山。
「わかったわかった。何?なんだよ。」
まだなんか訴えてる。
ったく、ゾンビってのは全員こんなに無礼なのか?
ちゃんと耳は、くっ付いただろう?
「…何?お礼?」
「あ”~」
私の親切心に心を許したのかコンビニを指さす損尾山。
とにかく損尾山の指さす方向を見てみると、
このゾンビが必要とするものが置いてあることに気が付いた。
「何だよ、ついでに私に目薬を買って来いって?」
頷く損尾山。
損尾山は詳しくは言わないが私にはわかる。
瞬きができないため目が乾くのだろう。
「…ったくしょうがねぇな。じゃ、ほら…」
首をかしげる損尾山。
「だから、金だよ!カ・ネ!!アレは高いんだぜ?」
すると、しぶしぶ、お金をポケットから取り出す損尾山。
「ちょっとだけもらうぞ。そんな顔すんなよ!」