地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆
ありゃ?



損尾山の欲しかった目薬ってどれだっけ…な?



う~ん?



ちょっと高いけど、



『ヴォラギノール』でいっか~



ついでに私も損尾山の金でアイスを買ってやった。




「絵里、『ヴォラギノール』は痔のクスリだぞ?いいのか?」




「多分これだって!!」




「ふ~ん?わかったけど…はい、おつり。」




「ど~も!」




それから店を出、損尾山に買ってきたものを渡した。




「…………。」




それから、


私はアイスを食べながら、


その場を去ろうと自転車に乗ろうとすると…。




「あ”~~~~~!!!」





後方からものすごい叫び声が聞こえる。




振り返ると損尾山がものすごい形相でこっりを見ていた。





「ったく、面倒くせぇ男だな!なんだよ!」





目薬買ってやった礼ぐらい言えよな。





「あ”~~~!!」






「あ”!!」





「あ”~~~~~~~!!!!」





さっきあげた目薬はとっても強力だったらしく泣いて喜んでいる。




「あ”~」




いや、興奮が止まらない。強すぎたかな…?




「わかった。わかった。アイス買ってやるから大人しくしてろ。」




もう一度、私は店内に戻りアイスを購入することにした。




ったく、面倒な男だ。
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