地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆

「そりゃ、梅雨だから天気は悪いだろうけど頼むよ。」



「う～ん？なんで私？」



「だってお前のオカルト研究部は、活動してなくてヒマだろ？」



全く、失礼な男だ。
私は放課後、アイスを食べながら帰るという日課があるというのに。



「不思議生物の仕業かもしれないだろ？」



「UMA（ユーマ）のこと？」



UMA（未確認動物）んなもん信じてオカルト研究部に入ってるわけじゃないんだよね。
オカ研の最大の魅力は活動してないから早く帰れることなんだけど。



「なぁ。頼むよ。ウィンナーやるからさ～」



「のった！」



しぶしぶだが私は、放課後宇崎に付き合うことになった。
ったく。宇崎め。仕方ないヤツだ。



「…ムムッ！？お母さんのよりもおいしいかも！？」