地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆


「誰か呼ぼうかな…。みぎてちゃんがいてくれたらよかったのに。」



いつの間にか私はそう、呟いてしまいました。


そんな時、一つの光明が見えたのです。


紙がないときは噂に名高いインド式の出番です。

噂に名高いインド式は尻に水をかけ続けるというもので、
それは、不浄なる左手の出番を指します。


じっと、左手を見つめる私。
覚悟はできているつもりでした。


しかしそこには大きな問題があったのです。
左手を使用するためには左手に含むための水を捜さなくてはなりません。

私のいたトイレには手洗いタンクはついておらず、
水はアンダーグランドにしかありませんでした。


その事実は私に出口が遠いものだと強く感じさせるのに十分なものでした。


私は二度と敬語で神様に祈らないことに決めました。
< 119 / 205 >

この作品をシェア

pagetop