地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆
待合室にはテレビが一台。
その隣に自動販売機が2台置いてある。
それを囲うようにU字の形にソファーが並ぶ。
先客のおじいさんが1人いたため、
その人の向かい側の席に座ることにした。
テレビは
お昼のワイドショーが流れていて
何でも先日起こった川に埋められていた死体の話題で盛り上がっている。
全く、世の中物騒な事件ばかりだ。
ケータイを見ても
宇崎からのメッセージしかないので
私としてはすることがない。
「宇崎程度なら流していいかな。」
私は、ぼんやりとテレビを眺めることにした。
ワイドショーのCMに入り
私はふと、目の前に座っている老人の方を向いた。
私は、ぎょっとした。
全身が緑色。
口には、くちばしみたいなものもついているし。
甲羅を背負っているし、それに禿げだし。
足ひれもある。
老人の足ヒレにはでっかい絆創膏が貼られていた。
頭を抱え、
「ベ~!ベ~!」
言っている。
間違いない。
コイツは一言も言わないが私にはわかる。
「コイツはハゲに悩んでいるのだ」
と。
たぶん今日は髪の調子が
よろしくなかったのではないかと思う。
その隣に自動販売機が2台置いてある。
それを囲うようにU字の形にソファーが並ぶ。
先客のおじいさんが1人いたため、
その人の向かい側の席に座ることにした。
テレビは
お昼のワイドショーが流れていて
何でも先日起こった川に埋められていた死体の話題で盛り上がっている。
全く、世の中物騒な事件ばかりだ。
ケータイを見ても
宇崎からのメッセージしかないので
私としてはすることがない。
「宇崎程度なら流していいかな。」
私は、ぼんやりとテレビを眺めることにした。
ワイドショーのCMに入り
私はふと、目の前に座っている老人の方を向いた。
私は、ぎょっとした。
全身が緑色。
口には、くちばしみたいなものもついているし。
甲羅を背負っているし、それに禿げだし。
足ひれもある。
老人の足ヒレにはでっかい絆創膏が貼られていた。
頭を抱え、
「ベ~!ベ~!」
言っている。
間違いない。
コイツは一言も言わないが私にはわかる。
「コイツはハゲに悩んでいるのだ」
と。
たぶん今日は髪の調子が
よろしくなかったのではないかと思う。