地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆
どう考えてもUMAではなく馬の仕業だ。


「はぁ…、この辺って田舎だから農家の人が馬でも暴走させたんじゃないの?」



「毎日、馬で壊しに来るのか?何のために?」



「う~ん?嫌がらせかな?」



「何のためにだよ。」





「さぁ?最近変な人多いから。」




「ここで見張ってれば必ず犯人は現れるはずだ!!俺は待つぞ。」




「ふ~ん?ま、頑張って!」




「絵里も、見張っててくれよ。」




「え~?面倒だよ。」



壊れるのが嫌ならしばらく、チャリ通あきらめればいいじゃん。
佐々木だって定期で通えるはずなのに。




「お前、この佐々木の自転車の価値わかってるのか?」



そんなもん知らん。
宇崎の自転車マニアめ。



「このクッションの良さがなぜわからない!毎日見せびらかしたい気持ちが…」



「はいはい。じゃ、私は目撃者がいなかったか先生に聞いてくるよ。」



そういうと、私は宇崎を残し職員室へ向かった。
はぁ。早く帰りたい。



その途中のことだった。



「絵里~」
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