地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆
「ところで宇崎、本当に幽霊探しに旧校舎に行くの?」



「当たり前だ!俺は幽霊の声を録音したいからな。」



「ふ~ん?追いかけてインタビューでもするの?」



「もちろん。」



全く。幽霊もいい迷惑だろうに。



「幽霊は足が速いかもしれないから、手伝ってくれよ。」



「幽霊は足がないかもよ?」



「あるかもしれないだろ?」



う~ん。
面倒だなぁ。




「いいだろ?みかんやるからさ。」



「わかった!」



ついつい返事をしてしまった。



もぐもぐもぐ・・・



「はっ!?」



みかん美味いなぁ。



「ほら、カギやるよ。」



そう言って宇崎はポケットから鍵を取り出した。



「これは?」



「旧校舎の合鍵だよ。先に開けて待っててくれ。」



なんでこんなもの持ってるんだ?宇崎の奴。
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