地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆
8頭目:6体も拾っちゃった。
―――――
冬休みも開けた今日この頃
宇崎の足取りが明らかになってきた。
何でも、旧校舎に入ったとたん荷物をぶつけられたかと思うと
鍵を閉められ閉じ込められたらしい。
見つかった時、宇崎は全身が猫の毛におおわれていたそう。
寒さを防ぐための肉のの策だそうだ。
少し健康を取り戻した宇崎はムキムキの増田に
「鍵はどうした?」
と、かなんとか言われていたそうだ。
鍵なんてとうに無くしてしまったから
結局冬休みまで掃除をするはめになったみたいでその間
私の放課後はとても平和だった。
「お前が鍵閉めるから出れなかったんだぞ」
なんて人のせいにするが、
窓でも蹴やぶってくればいいのに真面目な男だ。
でも、それは1か月くらい前の話。
現在の私の生活はいたって平和で退屈そのものだった。
しかし、最近妙に面白いものを見つける。
その日も、ひどく寒い日だった。
私が珍しく拾ったお金でジュースを買った帰り道、
いつものように右手をズボンのポケットに手を突っ込み
左手でハンドルと空き缶を持ちながら何か面白いことはないかと周囲を見回していた。
うちの近所の川にかかる橋を渡ろうとすると、
橋の下に赤いおじさんが転がっているのを見つけた。
コイツは一言もしゃべらないが私にはわかる。
「コイツは間違いないサンタだ」
と、 確信した。
冬休みも開けた今日この頃
宇崎の足取りが明らかになってきた。
何でも、旧校舎に入ったとたん荷物をぶつけられたかと思うと
鍵を閉められ閉じ込められたらしい。
見つかった時、宇崎は全身が猫の毛におおわれていたそう。
寒さを防ぐための肉のの策だそうだ。
少し健康を取り戻した宇崎はムキムキの増田に
「鍵はどうした?」
と、かなんとか言われていたそうだ。
鍵なんてとうに無くしてしまったから
結局冬休みまで掃除をするはめになったみたいでその間
私の放課後はとても平和だった。
「お前が鍵閉めるから出れなかったんだぞ」
なんて人のせいにするが、
窓でも蹴やぶってくればいいのに真面目な男だ。
でも、それは1か月くらい前の話。
現在の私の生活はいたって平和で退屈そのものだった。
しかし、最近妙に面白いものを見つける。
その日も、ひどく寒い日だった。
私が珍しく拾ったお金でジュースを買った帰り道、
いつものように右手をズボンのポケットに手を突っ込み
左手でハンドルと空き缶を持ちながら何か面白いことはないかと周囲を見回していた。
うちの近所の川にかかる橋を渡ろうとすると、
橋の下に赤いおじさんが転がっているのを見つけた。
コイツは一言もしゃべらないが私にはわかる。
「コイツは間違いないサンタだ」
と、 確信した。