地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆

もう1月だというのに全身真っ赤なコートを羽織り赤い帽子をかぶっている。


身長は１６０ｃｍ位だろうか、



顔の全体は真っ白な髭や紙におおわれ中心部分の鼻と目くらいしか素肌が見えない。



転がっている、とは言ったものの直立の姿勢で立っていた人形が
大きな風で倒されているようだった。



「誰か捨てたのかな」



そう思って近づいてみると、



ほかにも5体それぞれ顔や大きさは違うがサンタが並べられていたことに気が付いた。



まるで地蔵のように6体のサンタが並ぶ。



私はかわいそうなので、こいつらに名前を付けてあげることにした。


同じサンタなのだがそれぞれ違う。
見た目通り感覚で付けてやることにした。


左から順に


倒れていたサンタは


「オコシテ」


木でできていたコイツは


「モクザイ」


もう疲れてきたので真ん中のコイツは


「チュウネン」


６０ｃｍくらいかな一番ちっちゃいので


「セガホシイ」


太りぎみっぽいコイツハ


「ニクアゲタイ」


おなかにチョコが付いてやがる。



と、そんな感じで名前を付けてやった。



おっと最後の1体は


服や帽子をはぎ取られた、気の毒な状態で立っていた。


「ハダカイッカン」


だな。



こうして無事用済みとなったサンタには新しい名前が与えられた。