地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆
それから、
宇崎の奴はサンタを川から引き出した。



当たり前だけど、一人と1体はべちょべちょだった。




宇崎はそのまま拾い上げたサンタを並べた。



「何か体を拭くもんはないかな…?」



このままだと、風邪を引くかもしれない。
とでも思ったのだろうか?一生懸命サンタを拭いている。



「俺はこのまま制服着るから。大丈夫だ。」



そんなことを言いだす。見てるこっちが寒い。
早く暖を取るように言うと、あったけぇなんて言ってた。



他に何かいいものがないかと探してみると、



「これ少し借りよう?」



しがいない中年サンタの着ていた赤い服を拝借した。



「震えてるじゃん。」



バカな宇崎。サンタの服を着せて体を拭いた。



「何で飛び込むかなぁ。」



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