地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆
「お?ブライアンの会社に行くのか?じゃあ電話番号を教えてやるよ。」
そう聞くと宇崎は何やらごそごそしだす。
「メモメモっと。絵里、何か書くものもってない?」
「この下敷きに書いていいよ。」
わたしは、近くに置いてあったカバンから下敷きを取り出した。
「バカヤロウ。それ俺のだよ。」
「全く宇崎は怒ってばかりだな。さんまでも食えよ。」
今日は、何かついてない。
お母さんは私の靴下を半分しか洗濯しないし。
弁当の中に靴下が入っていたし。
ベントウニイブツッターって叫んじゃったよ。
とりあえず、宇崎のカバンに入れとくかなって思ってたら宇崎は怒るし。
「電話をかけてみますね」
宇崎は担任にそう伝えると
ブライアンの会社に電話をしてブライアンの不在確認を取った。
しかし、コイツはなんでこんな時ばかり動きが速いかね。
「いるってよ。持っていこうぜ。」