地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆

だから届けようと思うんです

道中。


「みぎてちゃん別れちゃったんだって。」



「そう。」


興味なさげな宇崎。



「信じられる?ほかに『粋な人』ができたとかなんとか。」



「『粋』ってなんだろうなぁ?」



「でしょ?だからちょっと氷山に復讐してやろうと思うんだ。」



「お前、そんなこと考える奴だっけ?ちなみに何しようと思ってるんだ?」



「アイツのぽっけにホッケを入れようと思うのだが…」



宇崎は薄い目で私を見る、



「…なるほど。で?どうやって?」



「挟み撃ち作戦かな。」



「挟み撃ち?」



「まず、私がお前のポケットにホッケを入れる。…それからは、自分で考えるんだな。」



「俺の被害、多くね?」



「ホッケの食べ方はだなまず袋から出してきれいに洗う。それからぐわッて焼くんだ。それから少し蒸らすと、うめぇんだ。つまみに最高なんだぜ。」


「お前は間違いなくホッケの話をしたいだけだな。」



「まぁね。でも、みぎてちゃんが別れたのは残念だな。」
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