地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆
「ってことで、今日は探索な。」


翌日、気になった私は宇崎を引っ張り探索を始めた。



「噂の出所?それは…。」


何かぶつぶつ言ってる宇崎だったが無視した。
ちょいと、身体能力がどの程度なのか気になり職員室に忍び込みヤツのデータを奪った。



「お前、ソレ、犯罪じゃ…。」



そんなことを宇崎が言っていたが、そんなこと気にしてられない。
人ではないものには人権は存在しない。



「…。」


体育の体力テストの結果を見てみる。
握力・・・8kg。背筋42kg・・・?


どれもこれも宇崎の3分の1以下だ。


「うわっお!?これ本当に?アイツそういえば運動音痴だったけどこれほどとはな。」



身体能力的に心配事はなくなった。



「襲われても逃げれるな。」



と、呟く私。



首を傾けている宇崎。


「絵里、お前白鳥沢になんかしたの?」


「昨日おんなじ飲食物を飲んだ。」


しばらくすると、宇崎はにやりと笑って言った。


「じゃあ、お前アイツに惚れられるかもな。」


「は?」
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