地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆
パンッ。パンッ。バンッ。ドンっ。



白鳥沢の席は黒板の一番前にある。


日直の仕事と偽り、
黒板消しの粉を振りかける大作戦だ。



白鳥沢はのんきにあくびなんかして自分の座席で座っている。



「むぅ…。」



白鳥沢の
口にチョークの粉が入りそうになる。



「ケホッ…?」



予定通り、白鳥沢は自分の席でせき込んでいた。



次、口が開いた瞬間に黒板消しを
奴の口に投げ入れれば完璧だ!


「ファァぁ」



奴の口が開いた。



私が遠投の構えを見せ



「くラェェェェェぇぇ、ゴミむしめぇ~」



と叫んだ瞬間だった。


ついつい力みすぎたためか黒板消しは明後日の方向に飛んでいき



宇崎の顔にミラクルヒットしてしまった。
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