地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆
11頭目:さよならは突然に
それから一週間が経ち


宇崎が私にぼそっと言ってきた。


『話したいことがある。』


そう呟かれ、私は言われるがままに体育館の裏に向かった。


何だろう。


私は、宇崎に怒られることをした覚えがそんなにない。


先日の弁当を食ってしまったことか?


う~ん?
 

いろいろと考えてはいたが思いつかない。



体育館の裏につくと、
宇崎は真剣な面持ちで



「実はさ、俺の両親離婚したんだ。」


と、軽く  
さらっとそんなことを言った。


「だから、今住んでる家からは離れないといけないんだ。」


楽しそうに語る。


私は、


「そうか。引っ越し大変だな。」


と呟いた。
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