地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆
この馬。なかなか賢いらしい。
私の言うことがわかるみたい。



口で私の袖を引っ張る馬。



「わかったわかった。わかったから離せ!」



ったく、仕方がない



私は、手に持っていたカバンから画用紙を取り出しメッセージを書いた。



『私は王子です。故郷のバングラデッシュで無銭飲食による罪により追い出されてしまいました。そのため家に帰れません。誰か私を養ってください!キスまでならギリギリOKです!』



こうしとけば…新しい飼い主が見つかるだろ?



「これはサービスな。」



そう言い、私は手に持っていたサドルを彼の背に載せた。



「ブォォォ!」
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