地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆


「いいか?もぐ次郎、私はあなたを助けない。じゃあな!」




「ミ~~~!!!!!!」




「そうだ。できないんだ。」




手にしているかぎづめで必死に私を捕まえようとするもぐ次郎。





「いてえいてえよ!」




それでもやめない




「いってーな!!」




思いっきり蹴り飛ばすとそいつは壁にぶつかり、大人しくなってしまった。




「わかった、わかったよ。助けてやるから」




反応はない。



とにかく



私はもぐ次郎が所持していた段ボールの一部を少しだけいただいた。



「……。」



「ちょっとだけもらうぞ。そんな顔すんなよ!」



そして筆箱からマジックを取り出しメッセージを書いた。




「もぐ次郎、これあげる。」



「…………。」



そう言ってもぐ次郎の首に段ボールを括り付けた。



「これつけてたら、きちんと助けてくれる人が現れるから!」



そう言うともぐ次郎は、おとなしくその場に座った。




しっかしもぐ次郎のヤツ、ホントに大人しくなりやがって!
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