地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆



そのまま、帰ろうかと思ったが…いや待て。



牛丼屋の近くだ客は多い。



しばらく遠くから様子を見ることにした。



まず、彼に一番近づいてきたのは男女合わせて5人のヤンキー達



しっかし、ヤンキーってのは


工具を持つのがブームなのだろうか?


一人はつるはしにリヤカー。


一人はスコップ。


一人はハシゴ。


残りの2人はフライドポテトとダーツを両手いっぱいに持っている。



…こいつらはいったいどこに、向かってるんだ?



「だははは」



「きゃはは~」



「本物~?」



…もぐ次郎のヤツ、なんか笑われてるが?



「ねぇ~ツエーデンって強いのかな?」




ス・ウェー・デ・ン!!スだス!!




「さぁ?俺の方が上じゃね?」




…たぶん、正解だ。




「お前、さっきから黙ってるけど、俺たちのことなめてるのか?」




何も言わないもぐ次郎にヤンキーの一人がキレた!




カツンカツンとスコップで脅すヤンキー。




「俺たちは、地元じゃちょっと名の知れてんだよ!」




「こんなやつ一発殴ってもいいんじゃね?」




ヤンキーの一人が言った。




とりあえず、もぐ次郎のヤツ危ない。




いや、だがしかし、私もおなかが空いた。



気になるけどそろそろ、帰ろうかな…。




…いやいや待て。




…やっぱ、帰ろう。




私は、こうして家に帰ることにした。
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