地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆
―翌日―


もぐ次郎のやつはどうしたのだろう。



今日はさすがにボコボコにされてるだろうと思い、奴のいた牛丼屋の前に行ってみた。




「…いるじゃん。」





相変わらず自転車を布団代わりに、ダンボールを敷いて座っている。



今日は寝てないみたいだ。



壁によしかかっている。



何だろう。


鼻が90度に曲がっている。



まるで、鼻に花が咲いてしまったようにきれいに曲がっている。



もしかしたら潜水艇にでもなれるかもしれない。



昨日のヤンキーたちだろうか?



ヒドイことをする。



私を見ても何も反応しないもぐ次郎。



かわいそうに、人間不信だな。




そうだ!



「待ってろ、もぐ次郎!お前がもう殴られないようにしてやるからな!」

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