地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆
「ふ~、しばらく休憩休憩。」



橋の下で座ってもらったジュースを飲む私。



すると…



ふご~、ぐご~



何処からか、ものすごい寝息が聞こえてくる。



その寝息の方に導かれるように近づいてみると、



80cmぐらいの中くらいのおじさんが寝てた。



申し訳程度の布を腰に巻いている姿。頭はきれいに禿げ上がっている。



首にはストールが巻かれてはいるのだが、もうじき夏だというのにそんな恰好で寝ている。



コイツは、何も言わないが私にはわかる。



「間違いない。コイツは、中くらいのおじさんだ!」
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