月猫ー闇に輝く少女ー
「それよりって、ひどっ!!」

うん、棗はスルーしよ。

『だって、皆口さんに聞かないと
 わからない。
 玲也をどう思っているか。』

はぁー と深い溜め息をした玲也は
僕を見て言った

「あのね~、月。俺の親、
 一応、皆口財閥社長なん
 だけど~?」

『だから、何?』

「そんな簡単に会えないぞ~」

「そうだよ!俺ならともかくっ、
 一般人は会えないよ!」

なんだ。そうゆうことか。

『大丈夫。』
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