月猫ー闇に輝く少女ー
倉庫から出たあと……………

学校に歩いて向かってる。

「どうやって会うの?」

「どーすんだよ~」

不安そうな顔をして見てきた

『僕に任せて。』

僕は携帯を取り出した。

prrr ピッ

〈月様。なんでしょうか?〉

この人は、桐咲家専属執事、広乃宮翡翠コウノミヤヒスイ。25歳のイケメンさん。

そんなことより、

《言葉遣い変。気持ち悪い。》

〈何だよ!せっかく、執事っぽくし
 したのに。〉

《そのほうがいい。》

年齢関係無く、普通に話しかけてくる執事。けど、そこがいいところ。

〈で?用件は?〉

《迎え。学校。》

〈俺、休みなんだけど。〉

《H&Lの新作ウォッチ》

〈やります!やらせてください。〉

《そんなんでいーの?》

〈H&Lだぞ!誰もが欲しがるあの!〉

《そうだったんだ。
 ありがと。》
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