月猫ー闇に輝く少女ー
あ、そろそろ学校着く。
不良校だから、みんないない。
良かった。校門に一台の車が停まっていた

「おい、あれ誰の車だ~?
 棗のか~?」

「違うよ!頼んでない。」

「じゃあ、誰だよ~」

『僕。』

「「はぁ!?」」

『うるさい。』

急に大きな声出さないでほしい。

「月って金持ちか~?」

『一般人。』

「一般人がベンツ乗る?普通?」

『君たちも乗ってる。』

((一応、財閥だからね………。))

「おーい、月!遅いぞ!」

こっちに向かって手をふってる翡翠。

『ごめん。今から、皆口財閥
 行ける?』

「えぇーと、ちょっと待ってろ。」

翡翠は手帳を出して確かめていた。

「月、この人は?」

『翡翠。』

「いや、そういうことを聞きたいん
 じゃなくて…………」

翡翠を見ると、確認が済んだようだった

「おぅ、行けるぜ!
 ついでに旦那様が契約任せた、
 だとよ。」

『ん。
 あと、自己紹介。』
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