月猫ー闇に輝く少女ー
「おぅ。」

そして急に顔つきを変えて言った。

「 広乃宮翡翠です。
 そちらは、皆口玲也様と
 堺堂棗様ですね。
 よろしくお願いします。 」

すごく丁寧。僕の時と大違い。

「月、お前、すげ~な~」

「広乃宮ってあの広乃宮!」

「えぇ、そうでございます。」

『なにそれ?』

僕の言葉に、驚く二人。
あれ?僕、変なこと言った?
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