月猫ー闇に輝く少女ー
棗side

「君、クビにするよ?」

そういって妖しく笑った月は、
堂々としていた。受付の女は恐怖の表情でそんな月を見つめていた

そして、月は何かを囁くと女は顔面蒼白で逃げた


『月、そんなことできるの…………?』

俺はおそるおそる聞いた
逃げ切れるってどうゆうこと?

「……………………………なんてね。
 冗談。
 とりあえず、行こ。」

『冗談に聞こえないよ!』

そして月は皆口専用エレベーターで指紋認証とパスワードを入力して、なにくわぬ顔で乗り込んだ。

扉が閉まる寸前に見えたものは、周りの驚きと恐怖が混ざった顔だった。


「俺もパスワード知らねのに何で
 知ってんだ~?」

俺も疑問だった!何で一般人の人が知ってるの?

「……………………………。」

うん、シカト。

そんなことをしているうちに着いた。
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