月猫ー闇に輝く少女ー
玲也side


「契約は後でお願いできるかしら?
 電話で言ってた玲也のことを先にお  願い。
 あと、口調もいつも通りでお願    い。」

さっきの電話、この人たちだったんだな~

「わかった。
 単刀直入に聞くよ。
 玲也のことをどう思ってる?」

そういった月は真剣そのものだった

「玲也が自分は跡取りのための子
 だからいつ捨てられるか不安に
 なってる。」

「そんなことっっっっっ」

「あるわけじゃないか!!」

声を荒げて怒鳴る姿をはじめてみた
俺は素直に話した

『俺、不安なんだ。
 いつ捨てられるかって。
 全然、話さないし、何のために
 ここにいるのかって。
 正直、どう思ってるんですか?』

「ごめんなさいっっっ。
 玲也がそう思っていたなんて!
 けど、これがあなたの
 ためだって思ってたの」

泣きながら、俺にいった

『俺のためってどういうことだよっ
 っっ!!!』
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