月猫ー闇に輝く少女ー
真琴さんに契約書を書いてもらっている

「月!契約って何?」

棗が僕の腕をつかんで聞いてきた

『皆口財閥の世界進出。』

「「……………………………!?」」

え、言葉になってない。
珍しく玲也も取り乱しているし。

「月ちゃん、言ってなかったの?」

そういいながら微笑む玲也の母、星羅さんは綺麗だった。けど、
ん?言ってなかったけ?

「まー、そこが月らしいけどな!」

豪快に笑う玲也の父、真琴さんはは先ほどのシリアスさを感じないほどだった

「月って何者~?
 皆口財閥をサポートするってこと
 は金持ちだろ~?」

鋭い。

「どこの令嬢なの?」

目を輝かせながらいう棗はまさしく犬だった
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