月猫ー闇に輝く少女ー
『…………………………桐咲財閥。』

「「え?」」

「one more please?」

『棗、発音いい。』

意外。

「そういうことじゃなくて!
 もういっかい言って?」

そういえば、今、山咲だった。
忘れてた。

『さぁ?
 僕、帰るね?
 またね。真琴さん、星羅さん。』

「えぇ、また会いましょう。」

「おぅ。みんなもな!」

「また来ますっっ!!!」

「また来るから。父さん、母さん。」

『あと、受付の女の人、
 どっかの財閥のスパイ。
 情報流してる。』

言い忘れるところだった

「っっっっわかった
 いろいろありがとな」

『ん。一応、嘘の情報流してるから
 大丈夫だと思う。』

僕たちは、部屋をでたあと、翡翠のもとに向かった
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