月猫ー闇に輝く少女ー
櫂十side
私は、今、屋上にいます。
パソコンをいじりながら、ずっと、
月さんのことを考えてました
棗と玲也の過去を聞いて、和解できるなんて思ってませんでした。
「ある意味凄い人ですね。」
櫂十は、ほくそ笑んだ。
コツコツ
誰かが歩いてくる音がした
ここは清龍の幹部以外立入禁止なはず。
しかも、気配が全くしなかった
まるで、わざと、足音を出しているように徐々に距離をつめていた
『っだれですか?』
私はゆっくりと振り返った。
櫂十side end