月猫ー闇に輝く少女ー
僕は今、果たし状を読みながら教室に向かってる。

〈山咲月
 
 昼休み、体育館倉庫裏で待つ。

 一人でこい。〉

ん、the定番だ。

〔月ー 
 行くの?〕

『ん。』

〔怪我しないでね?〕

『大丈夫。』

僕は心配そうに顔をのぞきこんでくるるー の頭を撫でた

そして、

待ちに待った昼休み。

もちろん、授業はサボったけどね?

よし、行こ。

「おい、月。どこいく。」

『………スカンクに会いに。』

間違ってないはず。
香水つけすぎで、スカンクなみに
臭いから

「月ちゃん、スカンク好きなの?」

なにこいつ頭大丈夫か?みたいな顔をされるし

『大嫌い。

 行ってくる。』


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