月猫ー闇に輝く少女ー
殴られる と思ったけど、
痛みを感じなかった

その代わり、顔が大きな手に包まれた

「「怪我ないか?」」

そう微笑んで

「な、何で!?
 そんな地味子を守るんですか?」

切羽詰まった声で問いてきたスカンク

「そんなの」

潤にぃが呟くと同時に五人の気配を感じた
ん、清龍かな?

「決まってる」

にぃたちも気づいているはず。

「「俺らの大切な女だからな。」」
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