月猫ー闇に輝く少女ー
「おい。お前。
 ホントに俺らのこと知らねーの    か?」

『芸能人?』

「違うよー
 僕たちは清龍の幹部だよ♪」

あぁ。あの全国No1のか。

『……………へぇ』

反応が薄いのに驚いたのか、
みんな目が見開いてる。

「あなたは、ホントに面白い
 ですね」

だって、僕、世界No1の[月猫]
だもん。

『で、何のよう?』

「お前、何者だ」

いってる意味がわかりません。

『…………普通の高校生。』

「なら、もっとたくさん情報がでて  くるんですが」

調べたんだ

「櫂十が情報を掴めないのは
 あり得ないんだよ!!」

『何で?』

「だって、櫂十は全国No1ハッカーの
 [龍]だから♪」

『無理。』

全国No1のハッカーが世界No1のハッカーに勝てるわけない。僕は[光り]
だから。世界No1の。

「は?」

「え?」

「どういうことですか。
 説明してください。」

『その前に誰?』



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