月猫ー闇に輝く少女ー
「「「「「はぁぁぁぁあ」」」」」

「君、ホントにあの地味子ちゃん
 かい?」

メガネつけるの忘れてた。

『コクン。何?』

何しに来たんだこいつら。

「中に入っていい?
 あ、拒否権無いから♪」

『別にいい』

僕はこいつらを中にいれた
そして、リビングのソファーに座った

「すごー!!さすが特別室だね♪」

「君、理事長と仲いーのか~」

『普通。』

「なわけありませんよね?
 特別室は理事長に許可されないと
 入れないんですよ」

よし、シカトしよ。

「おい、お前、何で地味子の
 ふりをした?」

今も変装してるけどね。

『命令嫌い。』

「っち。」

舌打ちされた

「なんで、地味子だったのですか」

敬語君に聞かれた。

『お母さんに言われた。
 狼に襲われるって。』

それだけじゃないけど。

(((((納得。)))))

『狼なんて学校にいないのに。』

「君、無自覚なんだね~」

『空っぽ。僕、ブスなのは自覚
 してる』

「……………女。それは計算か?」

無口君に聞かれた。
計算?僕、頭は人並みぐらいはできるよ。

『計算は得意。』

「……………お前、やっぱり無自覚
 だな」

清龍に珍獣を見るような目で見られてる。こいつら、何しに来たの?
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