月猫ー闇に輝く少女ー

『運ぶ。』

「手伝います」

『……ありがと』

みんなのぶん運んだ。

『…………不味かったらゴメン』

「「「「「！？」」」」」

「これ、月ちゃんが作ったの？」

『ｺｸﾝ』

「お前、ホントに料理できたんだな」

「私の家の食事より上手です」

「君、こんな上手なんだね」

『普通。』

これぐらい、誰でもできる

(これが普通なのか？)

(高級レストランみたい！！！)

(この人、天然なんですね)

（こんなに料理できる女の子
　初めて見たな～）

(………料理できるのは認めてやる)