月猫ー闇に輝く少女ー
「ふぅー」

ため息って、恐がりすぎ。

『あー君、弱。』

「「月が強いんだよ!」」

『普通。』

((こいつの普通基準がわからない))

あれ?僕の睡眠邪魔した放送は?
よかった。止まったんだ。
じゃあ、寝よ

ピンポンパンポーン

このチャイム寝るタイミングと同じだ。うるさいな。
用件早くいってほしい。

《ヤッホー。清龍だよ☆》

え?何か嫌な予感がする。

《春樹、うるさいので黙ってくださ
 い(黒笑》

《ひっ、ごめんなさい》

なにこの変な放送。

《俺のこと好きな女子大募集!
 君逹のこと待ってるよ~》

一体、何の放送?

《玲也も黙って下さい。
 総長から話があります。》

《1ーSの山咲月。
 お前、今すぐ屋上こい。
 拒否権はねぇー。》

はい、きました。俺様発言。
誰が行くもんか。

《月ちゃーん。
 こなかったら……………………………》

こなかったら?

《んー、特に無いや♪》

なんだ、無いのか。
なら、いーや。
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