月猫ー闇に輝く少女ー
棗side

屋上で話してたら、山咲月を姫にすることになっていた。
俺は、反対した。
山咲月も断っていた。
珍しいと思った。
俺らは、自分で言うのも変だけど、顔は整ってると思う。
なのに、あの女は、媚びを売らなかった。
普通の女は、地位と顔しか見てないのに。

そう考えているうちに話がまとまったみたいだ。

「よし、強行手段開始☆」

マジですんのか?

「行くぞ。」

「どんな反応するんだろ~ね~」

「棗も行きますよ。」

みんな、ノリノリだし。

仕方ない行くか。

『あぁ。』

俺らは、放送室に向かった。
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