月猫ー闇に輝く少女ー
「んーー
 あっ、この眼鏡かけて」

なにこれ。ダサい。
仕方ないか。瓶底メガネを僕はかけた

「俺の可愛い妹が地味子に!?」  

「これなら、狼がよらないわね。」

『カラコン。』

「忘れてたわ。はい、どうぞ」

やっぱり、黒か。あっ
時計はーー、あった
もう、8時だ

ツンツン

「どうした?月」

『……時間』

「ヤベッ、急ぐぞ!」

『コクン 行ってきます』

「行ってらっしゃい
 そういえば月、組とか財閥のこと
 は言っていいからね。あと、
 [月猫]のことも」

『わかった
 バイバイ』

「おうっ、頑張れよ!」
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