月猫ー闇に輝く少女ー
眠いな。

ふぁぁー、あくびでる。

おやすm prrrrrrrrrrr
うるさいな。


『電話。誰?』

「僕じゃないよ」

「俺じゃないよ~」

「…………………………違う」

「私ではありません」

「俺じゃねぇー」

じゃあ、誰だ。

ん?あ、

『僕だった。』

ズコッッ

転んだ音がしたけど、気にしない。

誰だ?  ピッ

『もしもし。』

「〈久しぶりだな!〉」

このフランス語の声は、、、、

『〈もしかして、マイク教授?〉』

「〈あぁ、それより、前の論文、
 素晴らしかったぞ。〉」

『〈あ、あぁ。〉』

そーいえば、書いたな。

「〈お前、忘れてただろ?〉」

『〈もちろん。興味ない。〉』

「〈はぁー。
  才能あるんだから、がんばれ
  よ。だから、俺の研究室
  にこないか。〉」

『〈しつこい。
  バイバイ。〉』

「〈おい、まてy ピッッッ ツーツー

はぁ。また、誘いか。
めんどくさいな。

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