月猫ー闇に輝く少女ー
春樹side

『大丈夫だよ♪
 月ちゃんは僕が助けるよ。
 僕、月ちゃんに過去話すし。』

僕がそう言った瞬間、來は驚いた顔でこっちを見てきた。
びっくりしすぎ。けど、当たり前か。
だって、僕、過去のこと清龍に言ったときないもん。
清龍は見た目は仲良さそうに見えるけど、僕は信用してない。
月ちゃんは大丈夫な気がする。
他の人と違う。
だからね、僕は過去を言うんだっ!

そう考えていると、
そこに女達がきた。

ッチ。めんどくさいな!

どーせ、地位と顔しか見てないんだろ!

「あのぉ~。
 一緒にどこか出掛けませんかぁ?」

「わたしぃ、いいところ知ってるん
 ンですよぉ~」

女は近づいて、玲也の腕にくっついた。

あー、もー、女はコレだからめんどくさい。
あ、月ちゃんは違うからね。
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