月猫ー闇に輝く少女ー
玲也side

俺は、今、鼻が腐りそう~。
その原因はコレ。

「玲也くぅーん。
 一緒にぃホテル行こぅよぉ」

「おねぇさぁんがいいこと
 してあげるぅ」

香水すごいかけた女が俺にくっついてる。上目遣いで~。
きも~。

こいつらもあいつと一緒か。
所詮、そんなもんだからな。女は。

『い~よー
 いいことしよっか?』

俺は女に裏切られたから、道具としか思わね~。女好きのキャラだから女は、俺しか誘わねー。
俺は、清龍をおいて、立ち上がった。

そのとき。

「嫌がってる。放して。」

そんな、凛とした声が響いた。

           side end
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