月猫ー闇に輝く少女ー
棗side
「皆口玲也を誰も助けない。
自分は無関係、そう思ってる。
そして、君は一人で抱え込みすぎ」
そう女が言った。
俺は、自分に言われた気がした。
確かに清龍は、他人の領域に入ってこない。俺の過去にも。
だから、無関係、そう思っている。
女は、玲也に殴られた。
それでも、しっかりと玲也を見つめていた。
「殴りたければ殴ればいい。
君の心が晴れればそれでいい。」
と言ったんだ。
こいつは、人の心に勝手に入ってくる。だから、苦手だったのかもしれない。
けど、俺は確信した。
この女なら信じられると。
女、否、山咲月、
できるだけ、早く起きろよ!
end
「皆口玲也を誰も助けない。
自分は無関係、そう思ってる。
そして、君は一人で抱え込みすぎ」
そう女が言った。
俺は、自分に言われた気がした。
確かに清龍は、他人の領域に入ってこない。俺の過去にも。
だから、無関係、そう思っている。
女は、玲也に殴られた。
それでも、しっかりと玲也を見つめていた。
「殴りたければ殴ればいい。
君の心が晴れればそれでいい。」
と言ったんだ。
こいつは、人の心に勝手に入ってくる。だから、苦手だったのかもしれない。
けど、俺は確信した。
この女なら信じられると。
女、否、山咲月、
できるだけ、早く起きろよ!
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