月猫ー闇に輝く少女ー
僕は、気づいたら、
黒を基調とした部屋にいた。
さっきのは、夢か。久しぶりにみたな。

『…………………日向、会いたいよ。』

僕の声だけが虚しく響いた。

ガチャ

あ、犬さんだ。

「月ちゃんが起きたーーーー!」


声でかい。
僕は耳をふさいだ。犬さんは、どこかに行った。

『うるさい。』

そういうと、るー が僕に飛び付いてきた。

『おはよ、るー』

〔おはよ、るな。〕

『るー 、やっぱり喋れたんだね。』

〔僕のこと怖い?
 化け物っていう?〕

僕は首を横にふった

『言わない。僕は、るー と話せて
 嬉しい。』

〔るな、ありがと。大好き!!〕

僕は るー を撫でた。

〔僕の心の声聴こえてたんだよね?〕

『ん。僕、小さい頃から動物の心、
 わかる。』

〔そうだったんだ。
 とりあえず、これからよろしく。
 るな。〕

『よろしく。』
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