月猫ー闇に輝く少女ー
清龍side

遅刻した俺達が廊下を歩いていたとき………

「今日は、転校生が来るそうです」

「あー、それ知ってる!?
 すっごい地味子ちゃんなんでしょ」

「ッチ女か」

奥から女が歩いてきた

そいつは、俺達のことを知らないと
言っていた

そして、去っていった

「おもしろいこだね♪」

「作り笑いを見破るは興味があります  ね」

「ッチ、女なんてどれも一緒だろ」

「女の子に断られた、てゆーか
 空っぽって言われた」

「フッ、変な女。
 櫂十、あいつのこと調べろ」

「そういうと思って調べてます」






こんな会話がされていることを知らなかった月でした。






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