隣の女
まさか、こんなところで
再会するとは夢にも
思わなかった朝子は

その場で固まって
しまっていた。

すると、社長が

「ほら、何してるの?早く‥」

と、朝子をうながした。

不思議なことに
「ハデージョ」が
こちらに向かって
微笑んでいる。

「お待たせしました。
 速見さん‥ですか?」

「えぇ、はじめまして。」

ハデージョは満面の笑顔で
そう応えた。
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