隣の女
大きな誤解
自分が想像していたちょっと

憎たらしいイメージ

とは違うハデージョに

なんとなく好意を持った

朝子は

「速水さんって、お料理教室も

 開いてらっしゃるんでしょ?」

「えぇ、小さいクラスですけどね。」

「どんな料理を?」

「色々ですよ。私が、海外で習ったり

 調べてきた料理を紹介したり、

 もちろん、日本のシェフの方から

 教わった料理を私なりに

 アレンジしたものとか‥

 ただ、あまり難しいものではなくて、

 なるべく簡単にできることを

 テーマにしているんです。」

「へぇ~。」

「もし、良かったら是非山根さんも

 一度遊びにいらして下さい。」

「えっ?いいんですか?わぁ~是非。」


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