WILL ~あなたの願い、叶えます~
最後のボードはあの日――圭輔に裏切られた、あの日で。
最悪の思い出を、早く塗り替えてしまいたかった。

結局あれから一度も、圭輔からのコンタクトはないまま。

淋しいわけではない。
待っているわけではない。

ただ、悔しいだけだ。
――……多分。


こうして。
私は――私たちは、クリスマスイブを迎える。
< 108 / 353 >

この作品をシェア

pagetop