WILL ~あなたの願い、叶えます~
「私は散々罵ってすっきりしたんだけどさあ。何かよく分かんない内に、いつの間にかこの子とアイツが盛り上がってて」
「わきゃああ! みどりさん、その先はもう!」
「……何なのその展開引くわ。マジで引く。もうやだ七瀬どうにかして」
「や、もう黙っててください店長。着いてこなくていいですから」
……ようやく話が見えた。
つまりその後香奈ちゃんと克之があの部屋から消えて。
残ったのが。
「竹内さん、とばっちりだったんだ」
「まーそういう事よ。一番巻き込まれたのはたまたま克之と同部屋だった圭輔だけどね」
肩を竦める竹内さんは、念を押すようにもう一度
「本当に何にもなかったからね、こっちは」
と付け足す。
わざわざ『こっちは』と強調されて恥ずかしいのか、香奈ちゃんは竹内さんの膝に顔を埋めた。
「わきゃああ! みどりさん、その先はもう!」
「……何なのその展開引くわ。マジで引く。もうやだ七瀬どうにかして」
「や、もう黙っててください店長。着いてこなくていいですから」
……ようやく話が見えた。
つまりその後香奈ちゃんと克之があの部屋から消えて。
残ったのが。
「竹内さん、とばっちりだったんだ」
「まーそういう事よ。一番巻き込まれたのはたまたま克之と同部屋だった圭輔だけどね」
肩を竦める竹内さんは、念を押すようにもう一度
「本当に何にもなかったからね、こっちは」
と付け足す。
わざわざ『こっちは』と強調されて恥ずかしいのか、香奈ちゃんは竹内さんの膝に顔を埋めた。