WILL ~あなたの願い、叶えます~
乱暴にされて、圭輔の名前を出されて、押し倒されて。

それなのに感情の読めない無表情で見下ろしてくる店長が、全然怖くないのは。

絶対今のがわざとだって、分かってしまうからだ。


仰向けのまま両手で顔を隠したのは、店長にそこまでさせても引っ込まない涙が、情けなくて。

申し訳なくて。
ありがたくて。

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